あなたはご自身のマンション(不動産)が、一体いくらで売却可能か、どのくらい資産価値があるかをご存知でしょうか?

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近年はマンション(不動産)情報が集めやすくなっており、首都圏近郊の方には関心が高い層も多く見受けられます。

私が担当する都心案件の場合は棟内での売却情報などはご存知の方が多い印象ですが、マンション(不動産)所有者全体で見ればまだまだ一部でしょう。

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マンション(不動産)売却査定の意図

実情は、マンション(不動産)を売却しようとするまで、まったく関心が無い方もいれば

  • 近い将来、買い替えをしたい。今のマンション(不動産)はいくらで売却可能だろうか?
  • 持っている不動産の資産価値を把握しておきたいから

という理由で、不動産会社に査定を依頼する方もいます。

マンション(不動産)売却査定は無料

通常、査定は無料で行われていますから、気軽に相談することができます。
大手中小含め、基本的に無料ですから、複数社に査定してもらっても問題ありません。

マンション(不動産)売却査定依頼の注意点

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ただし、大きな注意点は2点あり、

1点目はあまりに多数の不動産会社に査定を依頼すると、営業攻勢が激しく、メール・電話・投函・訪問などで疲弊し辟易することとなります。
最大でも4社程度にとどめ、連絡方法の希望を明確に伝えることで防げます。

2点目は「査定価格=成約予定価格」ではないということです。
査定価格はあくまで「成約できる目安の価格」なのです。

査定価格よりも高額成約できる可能性も、査定価格よりも低額になる可能性もあるのです。
査定価格が高いから高額成約するいうことではありません。
マンション(不動産)が取引される価格は、購入者があり初めて決定するからです。

購入者の事情は個々に違いますから、成約前に正確な価格を予測することは不可能といえます。
売却主に売却事情やタイミングがあるのと同様、購入者にも事情やタイミングがあります。
売却活動期間に、興味を示す購入検討者がどのくらいいるかは、その時々で異なります。

そのため、マンション(不動産)売却査定を依頼した複数の不動産会社から出てきた複数の査定価格に一喜一憂するのではなく、売却する際の参考価格、現時点での参考資産価値として考えましょう。

マンション(不動産)売却査定はこう使おう!

以上をふまえて、マンション(不動産)売却査定を意味のあるものとするには、査定価格より、むしろマンション(不動産)売却査定の根拠と不動産会社各社の行う販売手法や担当者の考え方・相性などに着目しましょう。

マンション(不動産)売却査定を有効に利用し、マンション(不動産)売却成功につなげる第一歩は次の2つなのです。

  1. 机上査定でおおよその価格感を認識する
  2. 正しいプロセスに則った売却活動をしてくれる不動産会社(担当者)を探す

次回は上記「1」の査定価格について述べていきます。